クリントン氏、中国の本質を理解したか [アメリカ]

                                 (感想) 反日親中、との印象が強かったクリントン氏。
                                         多額の中国マネーが流入した夫君政権。

                                    しかし、オバマ政権になって、何か本質的な変化。
                                      人類に対する目が、・・・・ 実現するかどうか、
                                         表面は金金だけど、一寸違う一面が。

                                          この女性の存在が何かを、・・・・

                                       そんな気がする今日この頃ではある。


クリントン長官の4年 歴史的功績なし、だが高い支持率
    産経新聞  2013年02月10日20時21分

http://news.livedoor.com/article/detail/7398794/

【アメリカを読む】

 1日午後、ワシントンの国務省の正面玄関ロビーに黒山の人だかりができていた。わき上がる拍手と歓声。閃光(せんこう)を放つカメラのフラッシュ。その場にいた職員は「まるでロックスターだ」とポツリ、つぶやいた。

 4年前の歓迎式と同じロビーで開かれたヒラリー・クリントン国務長官(65)の退任式。歴代最多の112カ国を歴訪したオバマ政権の「外交の顔」は「米国の安全と国益を高め、価値観に敬意を集めるよう努めてきたことを誇りに思う」と胸を張った。

 7分のあいさつを終えると、職員の抱擁と握手攻めにさらされた。それでも、できるだけ丁寧に応じていたのが、クリントン氏らしい気遣いだった。

 上院議員や大統領候補の時代は、敵を蹴散らさんばかりの言動ばかりがクローズアップされたが、国務長官就任後は鋭い視線だけでなく、温和な笑顔もトレードマークとなっていた。そうでなければ、支持率60%台後半から70%台という「驚異的な数字」(民主党関係者)を維持するのは難しい。

 ■オバマ氏との固い結束

 2008年の大統領選では民主党候補の大本命で、米国初の女性大統領誕生に期待が高まった。だが、蓋を開けてみれば、草の根運動を全米規模に発展させたオバマ陣営の破竹の勢いに差し切られ、涙をのんだ。

 メディアによると、敗れた当初は政権入りに興味がなかったが、激戦の指名争いを戦ったバラク・オバマ大統領(51)との間には「他者に理解しにくい結束」が生まれたという。

 国務長官就任の最後の決め手となったのは「私が当選していれば、ぜひとも彼を閣僚にしたかっただろう」との思い。国際社会の反米感情を高めたイラク戦争を経て、オバマ政権が目指した信頼の回復への貢献は「国家への愛」を抱く者の責務だと考え、就任を承諾したという。

 ■「協調路線」を推進

 4年間の外交成果では、イラン制裁の強化やリビアでの多国籍軍による軍事行動で、アラブ諸国の支持を取り付けた「協調路線」の推進が挙げられる。オバマ政権が目指した国際社会からの信頼回復の表れだ。

 日米関係でも就任後の初外遊で日本を訪問。沖縄県・尖閣諸島を「安保の適用範囲」と明言し、最近も「日本の施政権を害そうとするいかなる一方的な行為にも反対する」と踏み込んだ表現で中国を牽制(けんせい)した。突出した親日派ではないが、オバマ政権が掲げるアジア重視戦略の中で中国の台頭にくさびを打っていたのは間違いない。

 11年末には米国の国務長官として約57年ぶりにミャンマーを訪問。野党国民民主連盟(NLD)の党首、アウン・サン・スー・チー氏(67)との会談は、両国関係の歴史的な意味合いだけでなく、国際的な敬意を集める女性政治家の対談としても注目された。

 ■大統領選再出馬に含み

 一方で重要課題だった北朝鮮やイランの核問題、中東和平などは手詰まり感が否めない。歴史に残る功績は見当たらず、米メディアも、見た目は「派手だが、目を見張らされるものはない」(ロサンゼルス・タイムズ紙)と手厳しい。

 それでも、米国民には華々しさと勤勉さへの支持が高く、16年の大統領選に向けた出馬待望論も勢いを増している。

 共和党のニュート・ギングリッチ元下院議長(69)は、夫のビル・クリントン元大統領(66)やオバマ大統領が現在の人気を維持できれば、16年の「チーム・ヒラリー」に打ち勝つのは「(米プロフットボール、NFLの王者を決める)スーパーボウルの勝利に等しい」と警戒感をあらわにしている。

 目下の不安要素は昨年12月に血栓で入院した体調面。それでもクリントン氏は「将来のことは誰にも分からない」と出馬に含みを残しており、その動向に今後も注目が集まりそうだ。(いぬづか・ようすけ ワシントン支局)

タグ:クリントン
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。