言霊/法王(鳳凰)から教皇(恐慌)へ [西欧文明]

                               (感想) ローマ法王辞意の一報から、「法王」。
                                  12日に色んな記事を見ていた時は、そうだった。
                                  15日に、Wiki を覗くと、「教皇」の字が増えていた。
                                     B16世の仏教非難の一文も消えていたし。

                                  教会関係者が、必死に手直ししている、という感じ。

                                  だから、敢えて言う。
                                     日本語は、漢字の意味と音が、相互作用する。

                             「法王」 と和語を作った当時の信者は、
                                   宇治の平等院の鳳凰堂を思い描き、
                                   自由に大空を舞う鳳凰に敬意を表したのだろう。
                                      自由で雄大な信仰への信頼だった。

                             「教皇」 という言い方、「教える」という語を選んだ。

                           宗教とは教えるものか?
                                自らが手本となり体現することで、人々が学ぶ。
                                教える者と教わる者、という発想そのものが独善。

                           まあ、そんな感じで、教皇は恐慌であり、強行でもある。
                                   上から目線で、持論を強行なんてお断り。
                                音の印象から、「法王」 を使い続けようと思うのである。



カトリック中央協議会

「ローマ法王」と「ローマ教皇」、どちらが正しい?

http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/memo/pope.htm

● 「ローマ法王」と「ローマ教皇」、どちらが正しい?

「新聞を見ると『ローマ法王』と書いてあり、教会の文書には『ローマ教皇』と書いてあります。どちらが正しい表記ですか?」 このような質問が多く寄せられます。簡単に説明します。

教会では「ローマ教皇」を使います。

 以前はたしかに、日本のカトリック教会の中でも混用されていました。そこで日本の司教団は、1981年2月のヨハネ・パウロ2世の来日を機会に、「ローマ教皇」に統一することにしました。「教える」という字のほうが、教皇の職務をよく表わすからです。

その時以来、たびたびマスコミ各社に「ローマ教皇という名称を使ってください」とお願いしていますが、残念ながら実現していません。


● バチカン大使館は、「ローマ法王庁大使館」

 ところが東京都千代田区三番町にある駐日バチカン大使館は「ローマ法王庁大使館」といいます。
なぜでしょうか?
 日本とバチカン(ローマ法王庁、つまりローマ教皇庁)が外交関係を樹立した当時の定訳は「法王」だったため、ローマ教皇庁がその名称で日本政府に申請。そのまま「法王庁大使館」になりました。日本政府に登録した国名は、実際に政変が起きて国名が変わるなどしない限り、変更できないのだそうです。
 こうしていまでも「法王」と「教皇」が混用されているのです。
 
 皆様には、「教皇」を使っていただくよう、お願いする次第です。

タグ:法王
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