エジプト苦悩、デモ激化・外貨準備減少 [中東]

                                  (感想) 「アラブの春」、一時の希望も実現は困難。
                                          国造りの土台が問われる。
                                             独裁を倒せても、建設は別。


エジプトのデモ激化、「黒集団」が破壊活動へ 
    2013年 02月11日 22時08分  提供元:読売新聞

http://news.so-net.ne.jp/article/detail/794291/    20130211-370124-1-L.jpg

 【カイロ=貞広貴志】約30年続いたムバラク独裁政権が大衆運動で退陣に追い込まれてから11日で2年。
 エジプトでは政権への抗議デモが収束に向かう気配はなく、最近は暴動に発展するケースも目立つ。政変があった他の中東諸国でも民主化移行は難航し、「アラブの春」は苦難の季節を迎えている
 「モルシ(大統領)は政権を去れ。さもないと11日午後3時半、大統領府を襲撃する」
 1月下旬から警察署襲撃や地下鉄妨害を繰り返す「黒集団」と名乗る組織が9日、交流サイト「フェイスブック」上で、ムバラク政権打倒の日に合わせた犯行予告を出した。デモ隊の間で急速に目立つようになった黒ずくめの衣装・覆面の若者たちは、反政府運動がアナーキーな破壊活動の色合いを帯び始めた象徴だ。
 2011年1月から続く抗議デモだが、対立の構図はくるくると変わってきた。
 2年前のムバラク政権打倒では若者の抗議にイスラム主義勢力が加勢し、軍が後押しする展開となった。続く1年半の、軍による暫定統治の間は、若者とイスラム勢力が組んで「軍政打破」を叫んだ。昨年6月にイスラム主義のモルシ政権が発足すると、今度は若者に加え、ムバラク旧政権の支持勢力が街頭に出るようになった。軍は政権から距離を置くようになった。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


エジプト、外貨準備さらに減少
    2013年 02月06日 07時48分  提供元:共同通信

http://news.so-net.ne.jp/article/detail/792485/?nv=c_article_related_text

 【カイロ共同】エジプト中央銀行は5日、同国の外貨準備高が1月末時点で136億ドル(約1兆2600億円)となり、「最低限の危機的水準」としていた昨年末の150億ドルから9%余り減少したと発表した。同国は経済破綻の回避が緊急課題となっている。中東通信によると、対外債務の利払いや、街頭デモ激化などを受けた観光客の減少などが主な原因とみられる。

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